ダッドスタイルとは、父親風のスニーカーや古着感のある服をあえて取り入れ、力の抜けた野暮ったさを楽しむファッションスタイルのことです。
あえて普通っぽく外すダッドスタイルの魅力

ダッドスタイルは、父親が休日に着ていそうなスニーカー、ポロシャツ、チノパン、ナイロンジャケット、キャップなどを、あえておしゃれとして取り入れるファッションテイストです。きめすぎない実用感、少し野暮ったい配色、古着っぽいゆるさを活かすのが特徴です。世間的には、気取らず親しみやすく、抜け感やユーモアのあるスタイルとして見られています。街歩き、古着MIX、スニーカースタイル、スポーティーカジュアル、休日のラフな着こなしなど、頑張りすぎないおしゃれを作りたい場面に向いています。
普通の休日服がトレンドとして再評価された流れ
ダッドスタイルの背景には、実用的で普通っぽい服をあえておしゃれとして見る感覚があります。父親風の服装というと、動きやすいスニーカー、チノパン、ポロシャツ、キャップ、ナイロンジャケット、少し大きめのシャツなど、機能性や楽さを重視した日常着が中心です。もともとはトレンドを意識した服というより、生活の中で自然に選ばれていた服装でした。
1990年代には、太めのデニム、ランニングシューズ風スニーカー、ナイロンアウター、ロゴスウェットなどが、スポーツカジュアルやストリートファッションの中で広く使われていました。当時は実用的な普段着として着られていたアイテムが、後に古着やレトロな雰囲気を持つ服として見直されていきます。
2000年代以降、ファッションではきれいに整えすぎない服装や、あえて普通に見えるスタイルへの関心が高まります。ノームコアの流れによって、無地Tシャツ、デニム、スニーカー、フリース、キャップなどの何気ない服が、シンプルで自然な装いとして再評価されました。
2010年代には、ダッドスニーカーと呼ばれるボリュームのある父親風スニーカーが注目され、ダッドスタイルという感覚が広がります。少し大きい靴、ゆるいパンツ、古着感のあるアウターをあえて組み合わせることで、洗練された服とは違う抜け感や違和感を楽しむスタイルが生まれました。
2020年代には、古着MIX、90sストリート、レトロスポーツ、サッカーマム風などの流れとも重なり、ダッドスタイルはより日常的に取り入れやすいテイストになりました。現代では、父親風の野暮ったさをそのまま再現するのではなく、サイズ感や色数を整えながら、少しだけ外しとして取り入れるスタイルとして定着しています。
ダッドスタイルと近い実用カジュアル系テイスト
ダッドスタイルは、スポーツ系、古着系、ノームコア系の間にあるテイストです。おしゃれに見せるための服というより、実用的で普通っぽい服をあえて外しとして使う点が特徴です。スニーカーや古着を軸にするか、スポーティーに寄せるか、90年代風に寄せるかで印象が変わります。

あえて普通っぽい服をシンプルに着るスタイルで、ダッドスタイルの気取らなさと近い考え方があります。

都会感とリラックス感を合わせた装いで、ダッドスタイルを大人っぽく整えたい時に相性の良いテイストです。

足元のスニーカーを軸に組み立てる服装で、ダッドスニーカーを主役にするダッドスタイルと深く関係します。

動きやすさとカジュアル感を重視した服装で、父親風の実用的なスポーツアイテムを取り入れやすいスタイルです。

古いスポーツウェア感を現代服に混ぜるスタイルで、ダッドスタイルの懐かしいスニーカーやナイロン感と相性があります。

古着と現代服を合わせる自由なスタイルで、ダッドスタイルの野暮ったさや生活感をおしゃれに見せやすいテイストです。

スニーカーや太め服で90年代感を出す装いで、ダッドスタイルのゆるいシルエットや懐かしさと重なります。

送迎感のある実用服をおしゃれに見せる米国風カジュアルで、ダッドスタイルと同じく生活感を外しにするテイストです。
ダッドスタイルを印象づける人物・ブランド
ダッドスタイルは、特定のドレスアップ文化というより、普通の休日服、90年代スポーツウェア、古着、スニーカーカルチャーの再評価によって広がりました。象徴的な人物やブランドを見ると、ボリュームスニーカー、チノパン、フリース、ナイロンアウター、実用的な小物がこのテイストの中心にあることがわかります。
New Balance
歩きやすく少し野暮ったいスニーカーの印象が強く、ダッドスタイルの足元を作る代表的なブランドです。
ASICS
ランニングシューズ由来の実用感あるデザインで、父親風のスポーティーな外しを作りやすいブランドです。
Nike
ランニングシューズやナイロンウェアを通じて、スポーツ感のあるダッドスタイルに取り入れやすいアイテムを広めました。
adidas
トラックジャケットやクラシックなスニーカーにより、レトロスポーツ寄りのダッドスタイルを作りやすいブランドです。
Reebok
80〜90年代のフィットネスやスポーツシューズの印象があり、懐かしいダッドスニーカー感と相性があります。
Patagonia
フリースやナイロンアウターを通じて、実用的でアウトドア感のある休日風カジュアルに影響を与えています。
The North Face
機能的なアウターやキャップなどで、ダッドスタイルに実用性と街着感を加えやすいブランドです。
Carhartt
丈夫なワークウェアを通じて、古着感や実用感のあるダッドスタイルを支えるブランドです。
Steve Jobs
タートルネック、デニム、スニーカーのような普通さを貫いた装いで、気取らない実用服の印象を残した人物です。
Adam Sandler
大きめのTシャツやショーツ、スニーカーを使った力の抜けた私服感で、ダッドスタイル的なラフさを象徴する人物です。
父親風の外しを作る服・小物・色
- ダッドスニーカー・ランニングシューズ:少し大きく実用的な足元を作り、ダッドスタイルらしい野暮ったさを出せます。
- ポロシャツ・ロゴTシャツ・スウェット:休日の父親風の親しみやすさを出し、気取らないカジュアル感を作ります。
- チノパン・デニム・ショーツ:動きやすく普通っぽいボトムスで、ダッドスタイルの生活感を支える基本アイテムです。
- ナイロンジャケット・フリース・キャップ:実用的な羽織りや小物で、スポーティーさやアウトドア感を加えられます。
- ベージュ・ネイビー・グレー・白・くすみカラー:落ち着いた生活感のある色を使うと、父親風の自然な雰囲気が出ます。
野暮ったさをおしゃれな外しに変えるコツ
ダッドスタイルを今っぽく取り入れるには、父親風の普通っぽさをそのまま再現しすぎないことが大切です。大きめのスニーカー、ゆるいチノパン、ポロシャツ、キャップ、ナイロンジャケットをすべて合わせると雰囲気は出ますが、日常では本当に無頓着な服装に見えてしまうことがあります。街着として整えるなら、ダッド感のあるアイテムは一つか二つに絞り、ほかの服で清潔感を加えると自然にまとまります。
たとえば、ダッドスニーカーを主役にする場合は、ボトムスをストレートデニムやスラックスにすると、足元の野暮ったさが外しとして見えやすくなります。ポロシャツを使う場合は、サイズを大きくしすぎず、パンツをすっきりさせると清潔感が出ます。ナイロンジャケットやフリースを羽織る場合は、インナーを無地Tシャツやシンプルなニットにすると、実用感が強くなりすぎません。
古着っぽく見せたい場合は、少し褪せた色のスウェットやキャップ、レトロなスニーカーを合わせると、ダッドスタイルらしいこなれ感が出ます。ただし、全身を古着感で固めると野暮ったさが強くなりやすいため、バッグやパンツのシルエットを今っぽく整えるとバランスが取れます。サッカーマム風やレトロスポーツに寄せる場合も、色数を抑えると日常に取り入れやすくなります。
スタイルアップを意識するなら、ゆるいシルエットの中にメリハリを作ることが重要です。大きめのトップスには細身やストレートのボトムスを合わせる、ワイドなチノパンにはコンパクトなトップスを合わせる、スニーカーにボリュームがある場合はパンツ丈を少し短めにするなど、足元が重く見えない工夫をするとすっきり見えます。
大人っぽく仕上げたい場合は、ベージュ、ネイビー、グレー、白、黒などの落ち着いた色を中心にまとめるのがおすすめです。ロゴや配色の強いアイテムを使う場合は一点だけにして、ほかを無地にすると清潔感が残ります。ダッドスタイルは、完璧に整えるよりも少し抜けた雰囲気が魅力ですが、靴の清潔感、サイズ感、色のまとまりを意識すると、野暮ったさが計算されたおしゃれに変わります。
関連タグ
- ノームコア
- アーバンリラックス
- スニーカースタイル
- スポーティーカジュアル
- レトロスポーツ
- 古着MIX
- 90sストリート
- サッカーマム風
- ダッドスニーカー
- ランニングシューズ
- ポロシャツ
- ロゴTシャツ
- スウェット
- チノパン
- デニム
- ショーツ
- ナイロンジャケット
- フリース
- キャップ



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