モトコア

モトコアのコーディネート例 ファッションテイスト・カルチャー
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モトコアとは、モーターサイクルやモータースポーツの装備を街着として取り入れる、力強くスピード感のあるファッションスタイルのことです。

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レーシングウェアの迫力を楽しむスポーツスタイル

モトコアとは?

モトコアは、レーシングジャケット、ライダースジャケット、レザーパンツ、モトクロス風トップスなどを使い、バイクレースのスピード感や緊張感を表現するファッションです。身体を守るための厚い素材、切り替え、パッド風のディテール、企業ロゴやワッペンといった競技服らしい要素が、力強く近未来的な印象を生み出します。

黒一色のハードなバイカーファッションとは異なり、赤、青、黄色、白などの鮮やかな色や、流線形のラインを大胆に使う点も特徴です。Y2Kリバイバルやスポーツミックスの流行と重なり、10代から40代までのストリートファッション層を中心に支持されています。

バイク乗りの実用品からランウェイへ

1920〜1950年代|安全性を重視したライダーウェアの誕生

モトコアの原型は、オートバイに乗る人の身体を風や転倒から守るために作られたレザージャケットです。1920年代には、Schott NYCが斜めのファスナーを備えた「Perfecto」を発表し、動きやすさと防護性を備えたライダースジャケットの基本形を確立しました。

1950年代には、映画『乱暴者』でマーロン・ブランドが黒いライダースジャケットを着用したことで、バイクウェアは実用品だけでなく、若者の反抗心や自由を象徴する服として認識されるようになります。

1960〜1980年代|レース専用ウェアが独自のデザインへ発展

ロードレースやモトクロスの競技人口が増えると、ライダーウェアには保護パッド、厚いレザー、動きを支える立体的な切り替えが採用されるようになりました。

DaineseやAlpinestarsなどの専門ブランドは、安全性を追求しながら、鮮やかな配色、ブランドロゴ、スポンサーワッペンを使った視認性の高いデザインを発展させました。これらの要素が、現在のモトコアに見られる競技的な装飾の基礎になっています。

1990〜2000年代|レーシングジャケットがストリートへ浸透

1990年代から2000年代初頭には、モータースポーツのロゴや企業ワッペンを大量に配置したレーシングジャケットが、ヒップホップやセレブファッションにも取り入れられました。

Dolce & Gabbanaなどのブランドもレーサー風のジャケットを発表し、実際の競技服とは異なる、オーバーサイズで装飾的なファッションアイテムへ再構築しました。2000年代のレーシングジャケットは、現在のY2Kリバイバルでも再評価されています。

2021〜2022年|Y2K再燃とバイカー要素の復活

2020年代にY2Kファッションが再燃すると、ローライズボトムス、細身のサングラス、レザーアイテムとともに、レーシングジャケットも再び注目されます。

2022年秋冬には、クラシックな黒のライダースだけでなく、ワッペンやカラーブロックを使ったレトロなレーサージャケットがストリートスナップで目立つようになりました。Dieselをはじめとするブランドも、クロップド丈のモトジャケットや加工デニムを打ち出しています。

2022〜2023年|音楽とSNSが「モトコア」を加速

2022年には、ROSALÍAがアルバム『MOTOMAMI』のビジュアルや「SAOKO」のミュージックビデオで、ヘルメット、レザー、ボディスーツ、バイクを組み合わせたスタイルを披露しました。これにより、バイカー要素を女性的かつ未来的に見せるイメージが広く浸透します。

同時期には、レーシングジャケットやモトクロスウェアを中心とするスタイルが「モトコア」または「モーターコア」と呼ばれるようになりました。2023年秋冬のコレクションでは、Ottolinger、PUMA、Gucciなどがレーシング由来のデザインを発表し、SNSトレンドからランウェイにも広がっています。

モトコアに連なる派生・関連スタイル

バイカーファッション

バイカーファッションのコーディネート例

黒いレザーやライダースジャケットを中心に、実際のバイク乗りを思わせる無骨さを表現する、モトコアの原型となるスタイルです。

レーシングスタイル

レーシングスタイルのコーディネート例

レーシングジャケット、企業ロゴ、カラーブロックなどを使い、モトコアの中でも競技服らしい華やかさを強調します。

バイカーコア

バイカーコアのコーディネート例

ライダースジャケットやレザーアイテムをSNS的な美学として再編集し、強さや反骨的なムードを楽しむスタイルです。

スポーツミックス

スポーツミックスのコーディネート例

スポーツ由来の服を日常着と組み合わせる幅広いスタイルで、モトコアはモータースポーツに特化した一種と考えられます。

スポーティーカジュアル

スポーティカジュアルのコーディネート例

スポーツウェアを親しみやすく日常的にまとめるスタイルで、モトコアよりも色や装飾が控えめです。

ストリートファッション

ストリートファッションのコーディネート

都市の若者文化を背景とした自由なスタイルで、レーシングジャケットを街着へ取り込む土台となっています。

ストリートカジュアル

ストリートカジュアルのコーディネート例

モトコアの強いデザインを、デニムや無地の服と合わせて日常向けに調整した着こなしです。

Y2Kファッション

Y2Kファッションのコーディネート例

2000年前後の派手な配色、ローライズ、ロゴ使いを再評価するスタイルで、レーシングウェア再流行の背景となりました。

ロックファッション

ロックファッションとは

黒いレザーや金属パーツを使って反骨心を表現し、モトコアのハードな側面と重なります。

スピード感を象徴する人物・ブランド

ROSALÍA

『MOTOMAMI』や「SAOKO」のビジュアルを通じて、バイク、レザー、近未来的な女性像を結びつけ、現代のモトコアを象徴する存在となりました。

Julia Fox

レーシングジャケットやレザーアイテムを大胆な肌見せと組み合わせ、モトコアを前衛的なセレブスタイルとして表現しています。

Bella Hadid

ヴィンテージのレーシングジャケットをデニムやコンパクトなトップスと合わせ、Y2K感のある日常的な着こなしを広めました。

Hailey Bieber

大きめのレーサージャケットをシンプルなインナーやデニムと合わせ、街で取り入れやすいモトコアの形を示しています。

Diesel

加工デニム、レザー、ローライズシルエットをレーシング要素と組み合わせ、Y2Kとモトコアを結ぶ代表的なブランドです。

Alpinestars

モーターサイクルやモータースポーツ用の防護服を手がけ、パッド、切り替え、ロゴ配置などモトコアの本格的な造形を支えています。

Dainese

イタリア発のモーターサイクルウェアブランドで、身体に沿う立体的なレザースーツやプロテクター構造を発展させました。

Schott NYC

ライダースジャケットの代表モデル「Perfecto」を生み出し、バイクウェアを反骨的なファッションの象徴へ押し上げました。

Ottolinger

身体に沿うカッティングやスポーツブランドとの協業を通じて、レーシングウェアを近未来的なモードへ再構築しています。

Dolce & Gabbana

2000年代にオーバーサイズのレーシングジャケットを発表し、競技服のデザインをセレブやストリートへ広げました。

スピード感を作る定番アイテムと配色

  • レーシングジャケット:カラーブロック、ワッペン、ロゴを備えた主役アイテムで、一着だけでもモトコアらしさを表現できます。
  • ライダースジャケット:黒やカラーのレザーで力強さを加え、レーシングスタイルを日常着へ落とし込みます。
  • レザーパンツやカーゴパンツ:下半身にも重さと機能的な印象を加え、バイクウェアらしいタフさを作ります。
  • ブーツとスポーティーなスニーカー:厚底ブーツならハードに、薄底スニーカーなら軽快で現代的に仕上がります。
  • 黒・赤・白を軸にした原色配色:黒を土台に赤、青、黄、白などを加え、競技服の視認性やスピード感を表現します。

街着として洗練させるモトコアの着こなし

モトコアは、一着だけで存在感のあるアイテムが多いため、全身をレザーやレーシングウェアで固めないことが重要です。最も取り入れやすいのは、レーシングジャケットを主役にして、インナーとボトムスを無地でまとめる方法です。

オーバーサイズのレーシングジャケットには、コンパクトなトップスやストレートデニムを合わせると、上半身のボリュームが強くなりすぎません。脚を長く見せたい場合は、インナーを短めにするか、トップスの裾をボトムスへ入れて腰位置を明確にします。

ジャケットが赤、青、黄色などの多色使いであれば、ボトムスは黒、チャコール、濃紺などに抑えるとまとまりやすくなります。反対に、黒いライダースジャケットを使う場合は、白いトップスや色落ちデニムを合わせると、重く見えすぎません。

10代から20代は、ミニスカート、ローライズパンツ、カーゴパンツ、厚底ブーツなどを合わせると、Y2Kの雰囲気を強く表現できます。ただし、ロゴ入りジャケット、レザーパンツ、ゴーグル、ブーツをすべて重ねると衣装感が出るため、競技的なアイテムは二点程度に絞ります。

30代から40代は、レーシングジャケットをテーラードパンツや落ち着いたストレートデニムと組み合わせると、派手さを抑えながらモトコアのスピード感を残せます。ロゴが少ないデザインや、黒、白、ボルドー、ネイビーを中心とした配色を選ぶと日常になじみます。

春夏は、レーシングジャケットの代わりにモトクロス風の長袖トップスや切り替えのあるコンパクトトップスを使うと軽やかです。秋冬はレザーや中綿ジャケットを取り入れ、ボトムスを細身にすることで、重厚なアウターとのバランスを整えられます。

本物のモーターサイクル用ウェアとファッション用アイテムは、防護性能や耐摩耗性が異なります。モトコアの服は街着として楽しむものであり、実際にバイクへ乗る際は、安全基準を満たした専用装備を使用する必要があります。

モトコアに関連するタグ

  • バイカーファッション
  • レーシングスタイル
  • バイカーコア
  • スポーツミックス
  • スポーティーカジュアル
  • ストリートファッション
  • ストリートカジュアル
  • Y2Kファッション
  • ロックファッション
  • レーシングジャケット
  • ライダースジャケット
  • レザーパンツ
  • カーゴパンツ
  • モトクロスジャージ
  • カラーブロック
  • 企業ロゴ
  • ワッペン
  • バイカーブーツ

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