汗をかいた後のスポーツウェア、ついつい他の衣類と一緒に洗っていませんか?
実は、スポーツウェアは通常の衣類と素材や性質が異なり、間違った洗濯方法ではすぐに傷んでしまうのです。
特に、吸汗速乾・ストレッチ・防臭加工といった機能素材は、ちょっとした洗い方の差で寿命が変わります。
この記事では、スポーツウェアを清潔&長持ちさせる洗濯方法を、具体的な手順から洗剤の選び方、乾かし方、NG行動まで、わかりやすく徹底解説します!
Contents
なぜスポーツウェアは普通の衣類と分けて洗うべき?
スポーツウェアに多く使われているのは、ポリエステル・ポリウレタン・ナイロンなどの化学繊維。
これらは、吸汗速乾やストレッチ性に優れていますが、一方で熱や摩擦に弱く、デリケートな素材でもあります。
また、汗や皮脂のニオイが繊維の奥に残りやすいため、しっかり洗えていないとニオイ戻りが起きやすいという特徴も。
つまり、スポーツウェアには専用の洗い方が必要なのです。
スポーツウェアの洗濯|基本の5ステップ
① 使用後はなるべく早く洗濯!
汗を含んだまま放置すると、菌の繁殖やニオイの原因になります。
すぐに洗えない場合は、通気性のある袋に入れて一時保管し、なるべく早めに洗うことが大切です。
② 洗濯前に裏返して洗濯ネットに
表面のロゴやプリントの劣化を防ぐためにも、裏返して洗うのが鉄則。
素材のダメージを抑えるために、洗濯ネット(目の細かいタイプ)に入れて洗いましょう。
③ 洗剤はスポーツウェア対応 or 中性洗剤を使用
抗菌・消臭成分を含むスポーツ専用洗剤がおすすめ。
なければ、中性洗剤やおしゃれ着用洗剤でも代用可。
粉末洗剤は繊維に残りやすいので、液体タイプがベター。
🧴おすすめ洗剤例
- アリエール スポーツ
- スポーツニュービーズ
- ファーファ スポーツ
④ 洗濯機は「ドライ」「手洗い」などのやさしいコースで
強い水流や脱水は、ストレッチ性の低下や型崩れの原因に。
コース選択ができる場合は「ソフト洗い」「ドライコース」などを選びましょう。
脱水は短め(30秒~1分)に設定するのが理想。
⑤ 天日干しより陰干しを
直射日光や高温は素材劣化の原因になります。
タオルの上などに平干しするか、風通しの良い日陰で吊るし干しがベスト。
こんな洗い方はNG!スポーツウェアが傷む原因
スポーツウェアは機能性を重視した繊維で作られているため、丁寧な取り扱いが大切。
柔軟剤などの「普通の洗濯習慣」は逆効果になることもあります。
NG行動 | 理由 |
---|---|
他の衣類と一緒に洗う | 摩擦で毛玉やプリント剥がれの原因に |
柔軟剤を使う | 吸汗・速乾性を損なう可能性がある |
高温乾燥機を使う | 繊維が縮んだり劣化したりする |
放置してから洗濯 | 雑菌繁殖・ニオイ戻りの原因に |
洗ってもニオイが取れないときは?
何度洗っても落ちないニオイには、以下の方法を試してみてください。
酸素系漂白剤を使った「つけおき洗い」
汗臭・加齢臭・皮脂臭などの原因菌に有効です。
- 40℃程度のぬるま湯に酸素系漂白剤を入れる
- 30分〜1時間つけ置き
- 通常通り洗濯機で洗う
クエン酸 or 重曹スプレーを活用
洗濯前にニオイの気になる箇所に吹きかけることで、ニオイが和らぎます。
スポーツウェアを長持ちさせるための3つの習慣
スポーツウェアを丁寧に扱うことで、パフォーマンスの維持はもちろん、買い替えの頻度も減ってコスパも◎です。
- 着用後はすぐに風通しのよい場所で乾かす
- 定期的につけおき洗いを取り入れる
- 週に1〜2回程度は抗菌洗剤でケア洗濯を行う
まとめ|スポーツウェアは“洗い方”で差がつく!
スポーツウェアは、日常着とは異なる機能性と繊維構造を持っているため、正しい洗濯方法が何よりも大切です。
今回ご紹介したポイントを押さえておけば、
- 汗のニオイが残らない
- 型崩れしない
- ふんわり快適な着心地が長持ちする
といったメリットが得られます。
トレーニング後のケアまで含めて「スポーツの一環」と考え、ウェアの寿命をしっかり守っていきましょう!