テーパードパンツとは、腰まわりや太ももまわりにほどよいゆとりがあり、裾に向かって少しずつ細くなるシルエットのパンツです。
「テーパード」とは、先端に向かって徐々に細くなる形を意味します。ファッションでは、パンツのラインが太ももから足首にかけて自然に細くなっているものを、テーパードパンツと呼びます。
スキニーパンツのように脚全体にぴったり沿うわけではなく、ワイドパンツのように裾まで広がるわけでもありません。ほどよいゆとりとすっきり感のバランスが特徴で、きれいめにもカジュアルにも使いやすい定番パンツです。
テーパードパンツの特徴

テーパードパンツの大きな特徴は、腰まわりや太ももにゆとりがありながら、裾まわりはすっきり見えることです。
ウエストからヒップ、太ももにかけては少し余裕があるため、体のラインを拾いすぎにくく、座ったり歩いたりしやすい作りになっています。一方で、足首に向かって細くなるため、全体の印象はだらしなく見えにくく、きちんと感を出しやすいのが魅力です。
センタープレス入りのものは、縦のラインが強調され、オフィスカジュアルやきれいめコーデに向いています。反対に、チノ素材やデニム素材、ウエストゴム仕様のものは、休日のカジュアルコーデにも取り入れやすくなります。
テーパードパンツを着用するメリット
メリットは、脚のラインを拾いすぎずに、下半身をすっきり見せやすいことです。
太ももまわりにゆとりがあるため、腰張りや太もものラインが気になる方でも取り入れやすく、裾が細くなることで全体が引き締まって見えます。足首が見えるアンクル丈のものを選ぶと、抜け感が出て、軽やかな印象にもなります。
また、トップスを選びにくい点も魅力です。ブラウスを合わせればオフィス向けに、Tシャツやニットを合わせれば日常的なカジュアルスタイルに、ジャケットを羽織ればきちんと感のある装いに仕上がります。
流行に左右されにくいベーシックな形なので、1本持っていると着回しやすいパンツです。
テーパードパンツのデメリット
便利な反面、サイズ感や丈感を間違えると、野暮ったく見えることがあります。
太ももまわりにゆとりがありすぎるものを選ぶと、腰まわりが大きく見えたり、全体がもたついて見えたりします。逆に細すぎるものを選ぶと、テーパードらしいゆとりがなくなり、スキニーパンツに近い印象になります。
また、裾丈が長すぎて足首で生地がたまると、せっかくのすっきりしたラインが崩れてしまいます。テーパードパンツは、くるぶし付近で止まる丈や、靴に軽く触れる程度の丈を選ぶと、きれいに見えやすくなります。
靴との相性も大切です。裾が細い分、足元が重すぎるとバランスが悪く見えることがあります。パンプス、ローファー、フラットシューズ、すっきりしたスニーカーなどを合わせると、テーパードパンツの良さを活かしやすいです。
テーパードパンツの歴史
テーパードパンツは、特定の時代に突然生まれたアイテムというよりも、パンツのシルエットが多様化する中で定番化していった形です。
パンツそのものは、もともと乗馬や労働、軍服などの実用的な衣服として発展してきました。動きやすさや足さばきの良さを重視する中で、太ももには余裕を持たせ、足首まわりは邪魔にならないように細くする形は、実用面でも理にかなったシルエットでした。
その後、スラックスやチノパン、デニム、スーツパンツなどのデザインが広がる中で、テーパードシルエットは「動きやすいのにきちんと見えるパンツ」として定着していきます。
女性のファッションにおいては、パンツスタイルが日常着や通勤着として一般化するにつれて、テーパードパンツも広く取り入れられるようになりました。スカートより動きやすく、ワイドパンツよりすっきり見え、スキニーほど体に密着しないため、大人の女性にとって使いやすいパンツとして人気が続いています。
テーパードパンツの着用シーンやテイスト
テーパードパンツは、シーンを選ばず使いやすいパンツです。
オフィスカジュアル

センタープレス入りのテーパードパンツにブラウスやジャケットを合わせると、清潔感のあるきちんとした印象になります。黒、ネイビー、グレー、ベージュなどのベーシックカラーは、通勤服としても使いやすいです。
きれいめカジュアル

ニットやカットソー、シャツを合わせることで、ほどよく上品な日常コーデになります。パンツのシルエットがすっきりしているため、シンプルなトップスでも大人っぽくまとまりやすいです。
カジュアル

チノ素材やデニム素材、ウエストゴム仕様のテーパードパンツが使いやすくなります。Tシャツやスウェット、スニーカーを合わせても、裾まわりが細いためラフになりすぎにくいのが特徴です。
テイストとしては、きれいめ、オフィスカジュアル、大人カジュアル、ナチュラル、マニッシュ、シンプルコーデと相性が良いパンツです。特に、上品さと動きやすさを両立したいコーディネートに向いています。
テーパードパンツの着用例
コーデ1:きれいめオフィスカジュアル

上品で清潔感のある、通勤向けのテーパードパンツコーデです。きちんと感がありながら堅くなりすぎず、オフィスカジュアルや商談、きれいめな外出にも使いやすい印象です。
テーパードパンツのすっきりしたラインが、全体を知的で落ち着いた雰囲気に見せてくれます。20代後半から40代まで取り入れやすく、特に大人っぽく見せたい日や、きちんと感を出したいシーンに向いています。
コーデ2:休日の大人カジュアル

リラックス感がありながら、ラフに見えすぎない休日向けのテーパードパンツコーデです。カジュアルな雰囲気の中にも大人らしい落ち着きがあり、カフェや買い物、友人とのランチなどに使いやすいスタイルです。
テーパードパンツは裾まわりがすっきりしているため、カジュアルに合わせてもだらしなく見えにくいのが特徴です。20代後半から40代まで幅広く使いやすく、きれいめ感を少し残した休日コーデに向いています。
コーデ3:黒テーパードパンツのシンプルきれいめコーデ

落ち着いた色合いでまとめた、大人っぽく都会的なテーパードパンツコーデです。派手さはありませんが、縦のラインがきれいに見え、シンプルでも洗練された印象になります。
黒のテーパードパンツは引き締め効果があり、上品さとすっきり感を出しやすいのが魅力です。30代から50代まで取り入れやすく、美術館、ホテルラウンジ、落ち着いた食事会など、少しきれいめに見せたいシーンにも向いています。
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