レトロファッション

レトロファッションのコーディネート例 ファッションテイスト・カルチャー
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レトロファッションとは、過去の時代を思わせる色柄やシルエットを、現代の装いへ取り入れるファッションスタイルのことです。

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懐かしさをそのまま再現せず、新しい魅力へ変える装い

レトロファッションとは?

レトロファッションは、昔の服装に見られた特徴的な形、柄、配色、素材感を使い、どこか懐かしい雰囲気を作るテイストです。フレアスカートや開襟シャツ、幾何学柄、クラシカルな小物など、参考にする年代によって見た目は大きく変わります。

古い映画や雑誌のような品のよさ、温かみ、遊び心を感じられることが魅力です。ヴィンテージ品だけでなく、過去のデザインを取り入れた現代服でも表現できるため、街着、旅行、カフェ巡り、イベントなど幅広い場面で支持されています。特定の時代を忠実に再現するより、現在の服装に懐かしい要素を混ぜる着こなしが中心です。

過去を振り返るたびに更新されてきたレトロの流れ

レトロファッションには、ひとつの明確な発祥地や誕生年があるわけではありません。新しい流行が生まれる一方で、少し前の時代の服装が懐かしさや新鮮さを持って再評価される流れから形成されてきました。

1960年代以前|映画と雑誌が時代の理想像を広める

1950年代には、細いウエストと広がるスカート、端正なスーツ、開襟シャツなどが流行しました。映画俳優やファッション誌に登場した服装は、その時代を象徴する姿として記憶され、後のレトロファッションでも繰り返し引用されています。

1960年代になると、ミニ丈、Aライン、幾何学柄、鮮やかな配色などが広がりました。若者文化の発展によって、それまでの優雅な装いとは異なる、軽快で未来的なレトロイメージも生まれます。

1970〜1980年代|自由な色柄と力強いシルエット

1970年代には、フレアパンツ、フリンジ、花柄、アースカラーなどが流行し、音楽や自然志向と結びついた自由な装いが広がりました。

1980年代には、肩を強調したジャケット、鮮やかな原色、光沢素材、大ぶりのアクセサリーなどが登場します。時代ごとに異なる特徴が強かったため、後年には「70年代風」「80年代風」のように、年代を明確にしたレトロスタイルが作られるようになりました。

1990年代〜2000年代|古着と過去の流行が日常着へ

1990年代には古着店やストリート文化を通じて、過去の服を自由に組み合わせる着こなしが広がりました。年代を統一せず、ヴィンテージのシャツやジャケットを現代服へ混ぜる方法が一般化します。

2000年代には、1950年代風のワンピースや1960年代風のミニ丈、1970年代風のボヘミアンなど、過去の時代を参照した流行が周期的に登場しました。

現在|SNSを通じて複数の年代が同時に再評価

現在は、昭和レトロ、60sモッズ、70sボーホー、90sミニマル、2000年代ファッションなど、異なる時代の要素が同時に見直されています。

映画、古い広告、雑誌の写真、家族のアルバムなども着こなしの参考になり、特定の年代を完全に再現するだけでなく、現在のシルエットへ置き換える表現が増えました。レトロファッションは、過去を保存するだけでなく、時代ごとに再編集されるテイストとして続いています。

懐かしさを異なる角度から表す関連テイスト

ヴィンテージファッション

ヴィンテージファッションとは

過去に実際に作られた服を取り入れ、年代特有の素材、縫製、経年変化を楽しむスタイルです。昔らしいデザインを現代服でも表現できるレトロファッションに対し、服そのものの年代や背景を重視します。

昭和レトロ

昭和レトロのコーディネート例

昭和期の日本を思わせるワンピース、ブラウス、色柄などを取り入れるスタイルです。海外の年代服も含むレトロファッションの中で、日本独自の生活文化や懐かしさに焦点を当てています。

古着MIX

古着MIXのコーディネート例

古着を現在の服と組み合わせ、年代やジャンルの違いを楽しむスタイルです。特定の時代を忠実に再現するより、過去の服を個人の感覚で日常着へ再編集します。

60sモッズ

60sモッズのコーディネート例

ミニ丈、Aライン、幾何学柄、カラータイツなどによって、1960年代の英国らしい若々しさと未来感を表した歴史的なスタイルです。

モッズスタイル

モッズスタイルのコーディネート例

細身のスーツ、ポロシャツ、チェルシーブーツ、ミリタリーコートなどを使う、1960年代の英国音楽文化と結びついたスタイルです。現在も継承されていますが、成立した年代や服装の特徴からレトロファッションとも接点があります。

ロカビリースタイル

ロカビリースタイルのコーディネート例

革ジャン、デニム、開襟シャツ、フレアスカートなどを使い、1950年代のロックンロールとアメリカンレトロを表現します。音楽文化を背景に持つ、軽快で力強い年代スタイルです。

オールドハリウッド

オールドハリウッドのコーディネート例

1930〜1950年代の映画女優を思わせるドレス、曲線的なシルエット、艶のある素材、華やかな装飾によって、往年の映画文化に通じる優雅さを表します。

ニュールック

ニュールックのコーディネート例

細く絞ったウエストと大きく広がるスカートによって、1950年代らしい端正で華やかな女性像を表現します。レトロファッションの中でも、曲線的なシルエットを象徴するスタイルです。

レトロスポーツ

レトロスポーツスタイルのコーディネート例

昔のトラックジャケット、配色切り替え、ロゴ、スニーカーなどを取り入れ、過去のスポーツウェアに通じる懐かしさを表現します。クラシカルなレトロとは異なる、活動的でカジュアルな方向性を持ちます。

ニュークラシック

ニュークラシックのコーディネート例

伝統的なジャケット、シャツ、スカートなどを、現在の素材やシルエットで再構成するスタイルです。過去の再現を重視するレトロに対し、古典的な要素を現代へ更新する意識が強くなります。

レトロフューチャーコア

レトロフューチャーコアのコーディネート例

過去の時代に描かれた未来像をもとに、メタリック素材、宇宙的な配色、曲線的なデザインなどを取り入れるスタイルです。昔らしさを懐かしむレトロファッションに対し、過去から想像された未来を現代的に再編集します。

時代の服装を印象づけた人物・作品・ブランド

オードリー・ヘプバーン

細身のパンツ、シンプルなドレス、スカーフなどを通じて、1950〜1960年代の洗練された装いを象徴しました。

マリリン・モンロー

身体の曲線を生かしたドレスや華やかなスタイリングによって、1950年代のグラマラスな女性像を印象づけました。

ツイッギー

ミニ丈、Aライン、カラータイツ、短い髪型などにより、1960年代の若々しく直線的なファッションを広めました。

メアリー・クワント

ミニスカートや幾何学的なデザインを通じて、現在も引用されるスウィンギング・ロンドンのイメージを形作りました。

映画『ローマの休日』

フレアスカート、シャツ、スカーフなどの装いが、清楚で親しみやすいクラシックスタイルとして長く参照されています。

映画『ティファニーで朝食を』

黒いドレス、大ぶりのサングラス、華やかなアクセサリーによって、1960年代の都会的なエレガンスを象徴しました。

Dior

ニュールックに代表される細いウエストと豊かなスカートによって、1950年代ファッションの代表的な輪郭を作りました。

Levi’s

年代ごとに異なるデニムの形や色落ちが、ヴィンテージ、古着MIX、90年代風など幅広いレトロスタイルに使われています。

Gucci

過去の色柄、スーツ、ボウタイ、フレアシルエットなどを再解釈し、レトロ感を現代的な華やかさへ変えてきました。

年代の空気を伝える定番アイテムと配色

  • フレアスカート・Aラインワンピース:ウエストと裾の形に変化をつけることで、1950〜1960年代を思わせる端正で軽快なシルエットを作ります。
  • 開襟シャツ・ボウタイブラウス・柄ニット:襟や編み柄の存在感によって、現在のシンプルなトップスとは異なる昔らしい表情を加えます。
  • フレアパンツ・ハイウエストボトム:腰位置や裾幅を強調し、1970年代や1980年代の特徴的な輪郭を分かりやすく表現します。
  • ドット・花柄・チェック・幾何学柄:参考にする年代を示す重要な要素で、柄の大きさや配色によって可憐、都会的、素朴など印象を変えられます。
  • マスタード・ボルドー・モスグリーン・ブラウン・くすみブルー:少し深みや黄みを含んだ色を使うことで、新品の服にも時間を経たような温かさを加えます。

懐かしさを残しながら今の服として着るコツ

レトロファッションを現代的に取り入れるには、最初にどの年代の雰囲気を表したいかを決めます。1950年代のフレアシルエット、1960年代の幾何学柄、1970年代のフレアパンツなど、時代を示す主役を一つ選ぶと、装いの方向がまとまりやすくなります。

柄ワンピースを使う場合は、靴やバッグまで古典的な形でそろえず、シンプルなブーツや現在的なバッグを合わせると、時代衣装のように見えるのを防げます。ボウタイブラウスや柄ニットには、ストレートデニムや無地のスカートを合わせ、懐かしい要素と日常的な服を半分ずつ配置すると自然です。

スタイルをすっきり見せるには、昔の服に多い長めの丈や大きな柄をそのまま重ねず、ウエスト位置や手首、足首のどこかを見せます。フレアスカートにはコンパクトなトップス、ワイドなフレアパンツには短めの上着を合わせると、重心が整います。

色はマスタード、ボルドー、ブラウンなどを全身へ広げるのではなく、ひとつの主役色として使います。白、黒、ネイビー、デニムなどを間に挟むと、レトロな色が古びて見えにくくなります。

異なる年代の特徴を重ねすぎると、テーマが分かりにくくなります。60年代風のミニワンピースに70年代のフリンジ、80年代の大ぶりアクセサリーを同時に加えるより、年代をひとつに絞り、別の要素は現代的なものにすると洗練されます。

大人世代が取り入れるときのポイント

落ち着いたレトロスタイルでは、柄の面積を抑え、シルエットや色だけで懐かしさを表現します。ボルドーのニット、チェック柄のスカート、クラシカルなバッグなどを一つ選び、ほかを無地でまとめると自然です。

ヴィンテージ風の服を全身に重ねるより、現在のジャケットやパンツへレトロなブラウスや小物を合わせると、古い服装の再現ではなく、品のあるミックススタイルになります。

レトロファッションに関連するタグ

  • 昭和レトロ
  • ヴィンテージファッション
  • 古着MIX
  • 60sモッズ
  • 70sボーホー
  • 80sパワードレッシング
  • 90sミニマル
  • 90sストリート
  • 00sセレブカジュアル
  • ディスコスタイル
  • フラッパースタイル
  • ニュールック
  • ヴィクトリアン
  • エドワーディアン
  • アールデコ風
  • ミッドセンチュリー風
  • レトロスポーツ
  • ニュークラシック
  • フレアスカート
  • Aラインワンピース
  • ボウタイブラウス
  • 開襟シャツ
  • フレアパンツ
  • ハイウエスト
  • ドット柄
  • 花柄
  • チェック柄
  • 幾何学柄
  • マスタード
  • ボルドー
  • モスグリーン
  • ブラウン
  • くすみブルー

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