ラグビースタイルとは、ラガーシャツを中心に、スポーティーさとプレッピーな清潔感を組み合わせるファッションスタイルのことです。
ラガーシャツで作るラグビースタイルの魅力

ラグビースタイルは、ラガーシャツや太めのボーダー、襟付きトップスを使い、スポーティーさにプレッピーな清潔感を加えるファッションテイストです。競技服そのものを再現するのではなく、デニム、チノパン、スラックス、ローファー、スニーカーなどと合わせて、日常着として着やすく整えるのが特徴です。世間的には、ほどよくラフで親しみやすく、学生風やクラブスポーツ風の上品さもあるスタイルとして見られています。街歩き、休日コーデ、古着MIX、スポーティーカジュアル、プレッピー寄りのカジュアルに向いています。
英国スポーツと学生風カジュアルから広がった流れ
ラグビースタイルの土台には、ラグビー競技で使われてきたラガーシャツがあります。厚手のコットン生地、白い襟、太めのボーダー、丈夫な作りは、もともと激しい競技に耐えるための実用的なディテールでした。そこにクラブチームや学校スポーツの雰囲気が重なり、ラガーシャツはスポーツウェアでありながら、清潔感のあるカジュアル服としても見られるようになります。
20世紀前半から中頃にかけて、ラグビーは英国や英連邦圏、大学スポーツ、クラブ文化と結びつき、ラガーシャツはチームや学校の所属を示す服として定着しました。太いボーダーや襟付きのデザインは、スポーツ感だけでなく、学生風のきちんとした印象も持つようになります。
1980年代以降、ラガーシャツはカジュアルファッションやプレッピースタイルの中にも取り入れられるようになります。ポロシャツよりもラフで、スウェットよりもきちんと見える中間的なアイテムとして、デニムやチノパンに合わせる着こなしが広がりました。
1990年代から2000年代には、古着MIXやストリートカジュアルの中で、オーバーサイズのラガーシャツやチームカラー風のボーダーが再評価されます。スポーツウェア由来の実用感と、少し野暮ったい古着感を楽しむスタイルとして、日常服に取り入れられるようになりました。
2020年代には、プレッピー、スポーツミックス、レトロスポーツ、ブロークコアなどの流れと重なり、ラグビースタイルは再び取り入れやすいテイストとして注目されています。現代では、ラガーシャツを競技服として着るのではなく、スラックスやローファーで整えたり、スカートやスニーカーで軽く崩したりして、スポーティーさと上品さを両立する街着として広がっています。
ラグビースタイルと近いスポーツ上品系テイスト
ラグビースタイルは、スポーツウェア由来でありながら、ストリートよりも清潔感やプレッピー感を出しやすいテイストです。ラガーシャツをどの服と合わせるかによって、学生風、古着風、スポーティー、カントリークラブ風など、印象を調整できます。

動きやすさとカジュアル感を重視した服装で、ラグビースタイルを日常に寄せやすいテイストです。

普段着やきれいめな服にスポーツアイテムを加え、ラガーシャツを軽い外しとして使いやすいスタイルです。

スポーツチーム風の服を普段着に混ぜるスタイルで、ラガーシャツのチームウェア感と近い関係があります。

古いスポーツウェア感を現代服に混ぜるスタイルで、太いボーダーや古着風ラガーシャツと相性が良いテイストです。

学生風のきちんと感を持つトラッド系スタイルで、ラグビースタイルの襟付きトップスやクラブ感とよく重なります。

英国学生風の要素を持つスタイルで、ラガーシャツを知的でクラシックな雰囲気に見せやすいテイストです。

上品なスポーツ感を持つ余裕ある休日スタイルで、ラグビースタイルを大人っぽく整える方向と相性があります。

ゴルフ服を街着に寄せるスポーティー上品系で、ラグビースタイルと同じくクラブスポーツ風の清潔感があります。
ラグビースタイルを印象づける人物・ブランド
ラグビースタイルは、ラグビー競技、英国スポーツ文化、プレッピー、古着カジュアル、スポーツブランドの流れによって日常着へ広がりました。代表的な人物やブランドを見ると、ラガーシャツ、太いボーダー、襟付きデザイン、クラブ感、丈夫な素材がこのテイストの中心にあることがわかります。
Ralph Lauren
ラガーシャツやプレッピーなスポーツカジュアルを通じて、ラグビースタイルを上品な日常着として広めた代表的なブランドです。
GANT
アイビーやプレッピーの流れを持つブランドで、襟付きトップスやクラブ感のあるカジュアルに強い影響があります。
Tommy Hilfiger
スポーティーな配色やプレッピー感を持つアイテムで、ラガーシャツを街着として着やすい雰囲気に広げました。
Lacoste
襟付きスポーツウェアを日常着に定着させ、ラグビースタイルにも通じる上品なスポーツ感を印象づけています。
Fred Perry
スポーツ由来の襟付きトップスを音楽やストリートにも広げ、ラグビースタイルに近いカジュアルなクラブ感を作りました。
Canterbury
ラグビーウェアの代表的ブランドとして、ラガーシャツや競技由来の丈夫なスポーツウェアを支えています。
Barbarian
厚手のラグビーシャツで知られ、クラシックなラグビースタイルを日常着に取り入れやすくしたブランドです。
Brooks Brothers
トラッドやプレッピーの土台を持ち、ラガーシャツをきちんとしたカジュアルに寄せる感覚と相性の良いブランドです。
J.Crew
プレッピーと日常カジュアルをつなぐブランドとして、ラガーシャツを軽く上品に着るスタイルに影響を与えています。
Princess Diana
スポーティーなスウェットやカジュアルウェアを品よく着こなした人物として、ラグビースタイルに近いプレッピーな外しの参考になります。
クラブスポーツ感を作る服・小物・色
- ラガーシャツ:太いボーダーや白襟で、ラグビースタイルらしいスポーティーさとプレッピー感を作る中心アイテムです。
- チノパン・デニム・スラックス:ラガーシャツを街着になじませ、ラフにも上品にも印象を調整できます。
- カーディガン・ニットベスト・シャツ:重ね着で学生風やトラッド感を加え、競技服っぽさを和らげます。
- スニーカー・ローファー・キャップ:足元や小物でスポーティーにもプレッピーにも寄せられます。
- ネイビー・グリーン・バーガンディ・白・太ボーダー:クラブチーム風の落ち着いた色や太い配色を使うと、ラグビースタイルらしさが出ます。
学生っぽさを整えて街で着るコツ
ラグビースタイルを今っぽく取り入れるには、ラガーシャツのカジュアルさと学生風の印象をうまく整えることが大切です。ラガーシャツ、チノパン、スニーカー、キャップをすべてラフに合わせると、部活着や古着感が強く見えることがあります。街着として取り入れるなら、ラガーシャツを主役にしつつ、ボトムスや小物で清潔感を加えると自然にまとまります。
たとえば、太ボーダーのラガーシャツを使う場合は、ボトムスを無地のデニムやスラックスにすると、柄の強さが落ち着きます。オーバーサイズを着る場合は、細身のパンツやストレートシルエットのボトムスを合わせると、重く見えにくくなります。きれいめに寄せたい場合は、ローファーやレザーバッグを合わせると、スポーティーさに上品さが加わります。
フェミニンに取り入れるなら、ラガーシャツにプリーツスカートやタイトスカートを合わせると、プレッピーな可愛さを出せます。ただし、ラガーシャツ自体に色やボーダーの主張があるため、スカートや靴はシンプルにするとまとまりやすくなります。古着っぽく見せたい場合は、少し褪せた色やゆるめのシルエットを選び、足元をスニーカーで軽く仕上げるとこなれた印象になります。
スタイルアップを意識するなら、ラガーシャツの丈とボリュームを調整することが重要です。裾を少しだけインする、袖を軽くまくる、ショート丈のアウターを重ねるなど、重心を上げる工夫をするとすっきり見えます。太めのパンツと合わせる場合は、トップスの裾を出しすぎず、足元に少しボリュームのあるスニーカーを合わせるとバランスが取りやすくなります。
大人っぽく仕上げたい場合は、色数を抑えるのがおすすめです。ネイビー、白、グリーン、バーガンディ、グレーなどを中心にまとめると、スポーティーでも落ち着いた印象になります。ボーダーの色数が多いラガーシャツを使う場合は、ほかの服を無地にして引き算すると、子どもっぽく見えにくくなります。ラグビースタイルは、ラフさときちんと感の中間を楽しめるテイストなので、サイズ感と色使いを整えることで、今の街にもなじむ洗練されたカジュアルに仕上がります。
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