ダッフルコートとは、トグルボタンとフードが特徴の、厚手でカジュアルな防寒コートです。
概要・特徴
ダッフルコートは、厚手のウール系素材を使ったフード付きのコートで、木製や角型のトグルボタンとループ留めが大きな特徴です。
前を留めやすい大きなボタン、ゆとりのあるシルエット、大きめのポケットなど、実用性の高いデザインを持っています。
丸みのある素朴な印象があり、きちんとしたコートよりも親しみやすく、冬のカジュアルコーデに取り入れやすいアイテムです。
現代では学生風、トラッド、ナチュラル、きれいめカジュアルなど幅広いテイストで使われ、暖かさと可愛らしさを両立できる定番アウターとして親しまれています。
歴史・変遷
ダッフルコートの名前は、ベルギーの「デュフェル」という地域で作られていた厚手のウール生地に由来するといわれています。
その丈夫で暖かい生地を使った外套が、のちにダッフルコートと呼ばれるようになりました。
現在のダッフルコートの形は、軍用コートとしての歴史とも深く関係しています。
特にイギリス海軍で着用された防寒用のコートがよく知られており、寒い海上でも身体を守れるよう、厚手の生地やフード、大きな留め具が取り入れられました。
トグルボタンは、手袋をしたままでも開け閉めしやすいように考えられた実用的なディテールです。
また、大きめのフードは帽子の上からでもかぶりやすく、防寒性を高める役割がありました。
第二次世界大戦後、軍で使われていたコートが一般にも広まり、ダッフルコートは日常の防寒アウターとして定着していきます。
その後、学生や若者のカジュアルコートとしても広く着られるようになり、知的で親しみやすいイメージを持つアイテムになりました。
日本でも、制服やスクールスタイルに合わせる冬の定番コートとして親しまれ、学生らしい印象の強いアウターとして広まりました。
近年では、従来の重厚なウール素材だけでなく、軽量素材、すっきりしたシルエット、ロング丈、ショート丈、大人向けの落ち着いたカラーなども増えています。
現在では、学生風の可愛らしい着こなしだけでなく、大人のトラッドスタイルやきれいめカジュアルにも使いやすいコートとして展開されています。
主な種類・派生アイテム
- ロングダッフルコート:膝丈から膝下丈の長めタイプで、防寒性が高く、落ち着いた大人っぽい印象になります。
- ショートダッフルコート:腰丈からヒップ丈程度の短めタイプで、軽快に着こなしやすく、パンツにもスカートにも合わせやすいデザインです。
- ウールダッフルコート:厚手のウール素材を使った定番タイプで、暖かさとクラシックな雰囲気が特徴です。
- 軽量ダッフルコート:従来の重さを抑えたタイプで、日常使いしやすく、長時間着ても疲れにくいのが魅力です。
- ノーカラーダッフル風コート:フードや襟元をすっきりさせた派生デザインで、通常のダッフルよりも大人っぽく上品に見せやすいタイプです。
相性の良いテイスト

トラッド
ダッフルコートは、英国的な防寒コートの流れを持つため、トラッドスタイルと相性が良いアイテムです。
チェック柄、シャツ、ニット、ローファーなどと合わせると、知的でクラシックな冬の着こなしにまとまります。
ナチュラル
丸みのあるシルエットや素朴なトグルボタンは、ナチュラルな服装にもよくなじみます。
コーデュロイパンツ、ロングスカート、ざっくりニットなどと合わせると、温かみのある柔らかな雰囲気を作れます。
きれいめカジュアル
ダッフルコートはカジュアルな印象が強い一方で、落ち着いた色やすっきりした形を選ぶと、きれいめカジュアルにも使えます。
テーパードパンツ、タートルネックニット、ショートブーツなどと合わせると、親しみやすさを残しながら大人っぽく仕上がります。
着こなし・スタイリング
ダッフルコートを現代的に着こなすには、学生っぽく見せるか、大人っぽく見せるかを意識してバランスを取ることが大切です。
定番のネイビーやキャメルは、ダッフルコートらしいクラシックな雰囲気を作りやすい色です。
一方で、ブラック、グレー、アイボリーなどを選ぶと、より落ち着いた印象になり、大人の冬コーデにも取り入れやすくなります。
大人がきれいに着る場合は、シルエットが大きすぎないものを選ぶとすっきり見えます。
厚手でボリュームが出やすいコートなので、肩まわりや身幅に余裕がありすぎると、着られているように見えることがあります。
ロング丈のダッフルコートは、防寒性が高く上品に見えやすい反面、重たく見える場合があります。
前を少し開けて着たり、白や明るい色のインナーを見せたりすると、抜け感が出て軽やかに見えます。
ショート丈のダッフルコートは、重心が上がりやすく、ハイウエストのパンツやスカートと相性が良いです。
ワイドパンツやフレアスカートと合わせる場合は、上半身をコンパクトに見せることでバランスが取りやすくなります。
スカートやワンピースと合わせると、ダッフルコートの可愛らしさが引き立ちます。
ただし、甘く見えすぎる場合は、足元をローファーやショートブーツにすると、落ち着いた印象に整えられます。
パンツスタイルでは、細身のパンツやテーパードパンツを合わせると、コートの丸みとのバランスが取りやすくなります。
デニムと合わせる場合は、濃色デニムを選ぶとカジュアルになりすぎず、大人っぽくまとまります。
マフラーやストールを合わせる場合は、フードまわりにボリュームがあるため、厚手すぎないものを選ぶと首元がもたつきにくくなります。
ダッフルコートはディテールに存在感があるため、インナーやボトムスはシンプルにまとめると、すっきりとした冬コーデに仕上がります。
関連タグ
- アウター
- コート
- ロングコート
- ウールコート
- トラッド
- ナチュラル



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