ミリタリージャケットとは、軍服をルーツに持つ、機能的でカジュアル感のあるジャケットです。
概要・特徴
ミリタリージャケットは、軍用の上着をもとにした、実用性の高いデザインが特徴のアウターです。
大きめのポケット、丈夫な生地、カーキやオリーブなどの落ち着いた色、動きやすいシルエットなどが代表的な要素です。
羽織るだけでコーディネートにカジュアル感やこなれ感を加えられ、甘めの服装を引き締める外しアイテムとしても使いやすいのが魅力です。
現代ではMA-1、モッズコート、フィールドジャケットなどが定番化しており、ストリート、アメカジ、きれいめカジュアルまで幅広く取り入れられています。
歴史・変遷
ミリタリージャケットのルーツは、各国の軍隊で使われていた軍用上着にあります。
戦地や訓練で着用するため、防寒性、耐久性、収納力、動きやすさなど、実用性を重視して作られてきました。
兵士が装備品を持ち運びやすいように大きなポケットが付けられたり、寒さや風を防ぐために厚手の素材やリブ、フードなどが取り入れられたりしたことが、現在のデザインにも反映されています。
第二次世界大戦後から20世紀後半にかけて、軍放出品やサープラスアイテムが一般の人々の間にも広まり、ファッションとして着用されるようになります。
特にMA-1は、アメリカ空軍のフライトジャケットをもとにしたアウターとして知られ、短め丈と丸みのあるシルエットが特徴です。
モッズコートは、米軍の防寒用パーカをルーツに持つアイテムで、フィッシュテールと呼ばれる後ろ裾の形や、フード付きのロング丈が特徴です。
1960年代には、イギリスのモッズカルチャーとも結びつき、音楽や若者文化の象徴的なアウターとして広まりました。
その後、ミリタリージャケットはアメカジ、ロック、ストリート、古着ファッションなどと結びつき、定番のカジュアルアウターとして定着します。
近年では、本格的な軍物らしさを残したデザインだけでなく、軽量素材、きれいめなシルエット、淡いカラー、女性らしいサイズ感のものも増え、日常のコーディネートに取り入れやすいアイテムへと変化しています。
主な種類・派生アイテム
- MA-1:フライトジャケットをルーツに持つ短め丈のブルゾンで、丸みのあるシルエットとリブ使いが特徴です。
- モッズコート:フード付きのロング丈アウターで、後ろ裾が割れたフィッシュテールデザインが代表的です。
- フィールドジャケット:大きなポケットが付いた実用的なジャケットで、カジュアルながらも落ち着いた印象に見せやすいタイプです。
- ファティーグジャケット:作業服や戦闘服をルーツに持つ軽めのジャケットで、シャツ感覚で羽織れるものも多くあります。
- キルティングライナージャケット:軍用コートの中に着るライナーをもとにした軽いアウターで、薄手ながら防寒性があり、抜け感のある着こなしに向いています。
相性の良いテイスト

アメカジ
ミリタリージャケットは、ワークウェアやデニムと同じく実用服をルーツに持つため、アメカジとの相性が高いアイテムです。
デニムパンツ、チノパンツ、ロゴTシャツ、スニーカーなどと合わせると、自然でラフなカジュアルスタイルにまとまります。
ストリート
MA-1やオーバーサイズのモッズコートは、ストリートファッションにもよく合います。
ワイドパンツ、スウェット、キャップ、ボリュームスニーカーなどと合わせると、リラックス感と存在感のある着こなしになります。
きれいめカジュアル
ミリタリージャケットは無骨な印象がありますが、きれいめなアイテムと合わせることで大人っぽく着こなせます。
ワンピース、タイトスカート、テーパードパンツなどに羽織ると、甘さや堅さをほどよく崩したバランスの良いコーディネートになります。
着こなし・スタイリング
ミリタリージャケットを現代的に着こなすには、全体を無骨にまとめすぎないことが大切です。
カーキやオリーブのジャケットに、黒やブラウンなどの重い色を多く合わせると、ミリタリー感が強く出すぎる場合があります。
大人がきれいに着る場合は、白、アイボリー、ベージュ、ライトグレーなどの明るい色をインナーやボトムスに取り入れると、清潔感が出やすくなります。
MA-1は短め丈のものが多いため、ハイウエストのパンツやスカートと合わせると、腰位置が高く見え、スタイルアップしやすくなります。
丸みのあるシルエットなので、ボトムスをすっきりさせるとバランスが取りやすく、細身パンツやIラインスカートとも好相性です。
モッズコートはロング丈で存在感があるため、インナーやボトムスをシンプルにまとめると着こなしやすくなります。
前を開けて着ると縦のラインができ、重たく見えにくくなります。
ワンピースやロングスカートに合わせる場合は、ミリタリージャケットの辛口感を外しとして使うのがおすすめです。
フェミニンな服装に羽織ることで、甘さが抑えられ、こなれた印象に仕上がります。
パンツスタイルで合わせる場合は、全体がメンズライクになりすぎないように、アクセサリー、バッグ、靴で少しきれいめな要素を足すと、大人っぽくまとまります。
素材は、コットンツイルやナイロン、キルティングなどが代表的です。
しっかりしたコットン素材はカジュアルで古着感が出やすく、ナイロン素材は軽くスポーティーな印象になります。
初めて取り入れる場合は、装飾が少なめで、ややすっきりしたシルエットのものを選ぶと、普段の服装にも合わせやすくなります。
関連タグ
- アウター
- ジャケット
- ブルゾン
- MA-1
- モッズコート
- アメカジ



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