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洗濯する時に衣類を分けて洗う理由や分け方の方法・ポイントまとめ

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自宅で洗濯をする時、衣類を分けて洗っていますか?

あまり洗濯に詳しくない一人暮らしの学生や、洗濯が面倒だと考える人は、一回の洗濯でまとめて洗ってしまうケースもあります。

洗濯物は、分けて洗うには理由があります。

今回は、洗濯する際に、衣類をなぜ分けて洗わなくてはならないのか、分けて洗う理由と分けるべき衣類のリストをご紹介します。

洗濯物を分けて洗う理由

洗濯物を分けて洗うのは、衣類を長持ちさせ、洗濯トラブルを防ぐためです。

様々な理由がありますので、一つずつ説明していきます。

色移りを防ぐため

濃い色や染料が強い衣類と白物を一緒に洗うと、色移りが起きることがあります。

特に、新品や鮮やかな色の衣類は注意が必要です。

どうしてもまとめて洗わなくてはならない場合は、濃い色の衣類は濃い色同士、薄い色味の衣類は同じく薄い色味の衣類を合わせて洗うのが良いです。

洗濯効率を高めるため

汚れの種類や素材によって洗剤や洗濯モードを変えることで、効率的に汚れを落とせます。

例えば、カシミヤなど、デリケート素材のアイテムは一般的な洗濯方法では洗濯できません。

そのようなアイテムを区分けして洗うのが、洗濯効率を高めるポイントでもあります。

素材のダメージを抑える

衣類の素材や洗濯表示に応じた洗濯を行うことで、縮みやほつれ、毛羽立ちを防ぎ、衣類を長持ちさせることができます。

シルク素材などは手洗いが基本ですが、洗濯機で洗いたい場合などは、シルク素材へのダメージを考慮する必要があります。

また、固い衣類と柔らかい衣類を一緒に洗濯した場合、柔らかい素材の衣類へのダメージが心配されます。

洗濯機や乾燥機への負担軽減

重いジーンズや硬い素材とデリケートな衣類を一緒に洗うと、機械や衣類に余分な負担がかかる可能性があります。

洗濯機も大切に利用したいのであれば、その洗濯モードに合った衣類を洗濯すべきでしょう。

分けるべき衣類のリスト

洗濯機で洗濯する場合は、以下のカテゴリーごとに分けて洗濯するのがおすすめです。

衣類を色分けする

白色系

例:白いTシャツ、ブラウス、タオル、ハンカチ

白い衣類は特に他の色から色移りしやすいため、単独で洗うのがベストです。

また、白物専用の漂白剤を使う場合も、白物だけに限ります。

濃色系

例:黒、紺、赤、濃いグリーンなどの衣類

特に濃い色は新しい衣類ほど染料が落ちやすく、他の衣類に色移りする可能性があります。

分けて洗えば、衣類の色合いを保てます。

淡色系

例:パステルカラーや薄い色の衣類

白と濃色の中間にあたる淡色は、洗濯時に濃色からの色移りを防ぐために分けるのが理想です。

薄い色がくすまないためにも注意が必要です。

衣類を素材分けする

デリケート素材

例:シルク、ウール、カシミヤ、レース素材のブラウス

これらの素材は摩擦や水流に弱く、通常の洗濯機で洗うとダメージを受ける可能性があります。

専用の洗剤や洗濯ネットを使い、手洗いモードやドライクリーニングが適しています。

硬い素材

例:ジーンズ、デニムジャケット

ジーンズやデニム製品は、生地が厚く重量があるため、軽い衣類と一緒に洗うと負担をかけてしまいます。

また、色移り防止のためにも分けましょう。

伸縮素材

例:スウェットパンツ、ヨガウェア

これらはポリウレタンを含む素材が多く、熱や強い摩擦で劣化しやすいです。

低温洗いやネット使用がおすすめです。

汚れの程度分け

軽い汚れ

例:日常使いのシャツやパンツ

特に目立った汚れがないものは、通常モードで洗濯するのが一般的。

色移りなどに注意して分別すべき衣類は分別して洗濯しましょう。

重い汚れ

例:運動後の衣類、泥汚れのついた子供服

汚れがひどい衣類は、軽い汚れの衣類と一緒に洗濯すべきではありません。

しっかり分別しましょう。

汗や泥汚れがついている衣類は、通常の洗濯では汚れが落ち切らないことがあります。

先に予洗いや部分洗いをしてから本洗いをすることで、汚れを効率的に除去できます。

アイテム分け

タオル類

例:バスタオル、ハンドタオル

タオルは繊維が出やすく、他の衣類に付着することがあります。

また、特に柔軟剤を使う場合、タオルを一緒に洗うと、タオル本体の吸水性が低下する可能性があります。

下着類

例:ブラジャー、ショーツ、靴下

下着類は衛生面を考慮し、単独または洗濯ネットを使用して洗うのがベストです。

特にブラジャーのワイヤーやホックは他の衣類にダメージを与える可能性があるので注意が必要です。

洗濯ネットが必要なもの

例:ストッキング、ランジェリー、ワイヤー入りの衣類

細い素材や装飾品付きの衣類は、ネットに入れることで引っ掛かりや破損を防ぐことができます。

特殊衣類

防水素材

例:アウトドア用ジャケット、レインコート

防水素材は通常の洗剤や柔軟剤が効果を低下させる可能性があります。

専用の洗剤を使い、洗濯機ではなく手洗いや専門業者の利用が推奨されます。

羽毛製品

例:ダウンジャケット、羽毛布団カバー

羽毛製品は乾燥に時間がかかり、生乾き臭の原因となることがあります。

乾燥機を使うか、しっかりと風通しの良い場所で乾かすことが重要です。

また、専用洗剤を使用し、優しく洗うのが基本です。

衣類の分け方のポイント

注意すべきことを意識し、洗濯する際には衣類の表示ラベルをしっかり確認することが重要です。

洗濯表示を確認する

衣類ごとの洗濯表示に従い、適切な温度や洗濯方法を選びましょう。

洗剤を使い分ける

中性洗剤:デリケート素材や色柄物

アルカリ性洗剤:頑固な汚れや白物衣類

各洗剤には、その洗剤に合った洗濯方法や素材の性質が記載されているはずですので、しっかりチェックしておきましょう。

ピンポイントで洗濯をしたい場合などは、その汚れ専用の洗剤を使用するのがおすすめです。

洗濯ネットの活用

デリケートな素材や小物類は、洗濯ネットに入れることで生地を守ります。

洗濯機のモードを調整する

通常モード:綿やポリエステル製の普段着

デリケートモード:薄手素材やウール製品

お急ぎモード:少量の軽い汚れの衣類

衣類によって、合う洗濯モードがあります。

まとめ

洗濯物を分けるのは衣類の寿命を延ばし、トラブルを防ぐために欠かせないステップです。

分ける際は、色・素材・汚れの程度・アイテムごとに整理し、洗濯表示を確認することが重要です。

少し手間がかかりますが、結果的に衣類を長持ちさせ、見た目も美しく保つことができます。

洗濯物の分け方を工夫することで、日々の家事がより快適になります。

ぜひ取り入れてみてください!

  • この記事を書いた人
Mina

Mina

ライフスタイルに関する情報を発信するのが仕事の30代主婦。 趣味が洗濯の2児の母。

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