普段使う衣服には、様々な外的要因が加わって、痛みが生じる可能性があります。
クローゼットやタンスに保管しているだけでも、虫食いなどの被害にあるケースがあります。
また、最近では抗ウイルス対策が施された衣服も登場しており、衣服の保護だけじゃなく、着る人の保護にも役立っています。
衣服の保護について、色々とまとめましたので参考にしていただけたらと思います。
Contents
ダニから大切な衣類を守るために必要なのは?防ダニ加工と予防ケア
衣類にはほこりなどの汚れだけでなく、ダニやダニのフン、そして死骸などが付着していることがあります。
ダニは目には見えないため、全く気が付かないという人がほとんどです。
しかしそのままにしておくと、さまざまな健康被害へとつながってしまうこともあるため、ダニ対策は必要です。
本記事ではダニが繁殖しやすい時期や対処法などについて、わかりやすく解説していきます。
ダニのいる場所や増える時期について
ダニは畳やカーペット、布団などに多く生息していると思われがちですが、実は衣類周りにもダニは存在しています。
たとえばタンスやクローゼットの中、さらには衣替えの衣類を保管している収納ケースやぬいぐるみの中にも生息します。
もちろん、普段着用している衣類にだって、ダニが付着している可能性はあるのです。
ダニは6〜7月頃の梅雨の時期に合わせて多く繁殖します。
ダニは高温多湿を好むため、温度が22~28℃で湿度も60~85%ほどになるこの季節が、絶好の繁殖期となるのです。
一般的に羽化してから3ヶ月ほどで死んでしまうなどその一生は短いのですが、死んだ後が厄介。
秋になるとダニのすみかだった場所には、たくさんのダニの糞や死骸が残ることになるのです。
ダニ対策の必要性について
どうせ短期間で死んでしまうなら、ダニがいたとしてもそこまで心配することもないのでは?
そう思われた人もいるかもしれません。
ですがダニやダニの糞によるアレルギーをおもちのかたなどは、ダニには注意が必要です。
ダニが原因で、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎、アレルギー性の喘息やアトピー性皮膚炎などを引き起こしてしまう場合があるからです。
アレルギーのない人の場合でも、このような環境で過ごしているうちに、アレルギーやアトピー性皮膚炎を発症してしまう可能性もあります。
そう考えると、放置するわけにはいきませんよね。
ダニの繁殖を防ぎ、ダニの糞や死骸を発生させないためのダニ対策がとても重要になってくるのです。
自宅で出来るダニ対策について
では自宅ではどのようなダニ対策ができるのでしょうか。
ダニを発生させないための予防と、発生させてしまった後の対策について考えてみました。
まずは衣類を収納する場所をきれいにする
ダニは湿気が多く、皮脂やほこりなどが多く溜まる場所を好みます。
とくに皮脂はダニが繁殖するためのエサにもなるため、ダニが発生する時期の前に徹底的にお掃除しておくことが大切。
収納している衣類をいったんすべて取り出して空っぽにしてから、掃除機などでほこりや汚れなどを吸い取ります。
アレルギーの原因となるタイプのダニは成虫でも0.3~0.7ミリ程度。あまりにも小さいため生きているダニはおろか、フンや死骸も目視はできません。
ですのでできるだけていねいに、すみからすみまで掃除機で吸ったほうが良いでしょう。
タンスやクローゼットにはダニ除けを
掃除が完了したら、衣類を戻して防虫剤(ダニ除け剤)などをセットしておきましょう。
念のため衣類は洗濯をしたり叩いてほこりや汚れを落としたりしてから、もとの場所に戻すのがベター。
防虫剤はクローゼット専用やタンス専用などさまざまな商品が販売されています。
衣類にニオイが付くのが嫌な人は、無香タイプのものもありますので、好みに応じて選ぶと良いでしょう。
こうしたダニ除け防虫剤は、効果に一定の期限が設けられています。
期限が切れたときには、すぐに取り換えるようにしましょう。
ダニは湿気を非常に好む生き物です。
たまにはクローゼットやタンスの引き出しをあけ放ち、収納スペース内の空気を乾燥させてあげるのもおすすめですね。
念のため衣類を洗っておくという方法も
汚れたタンスやクローゼット中に収納しておいた衣類であれば、もしかするとダニのフンや死骸などがついてしまっているかもしれません。
また6~7月の時期であれば、ダニがすでに衣類に付着している可能性もゼロではないでしょう。
なんだか不安だという人は、念のため一度しっかりと洗濯をしてくと良いでしょう。
フンや死骸については、基本的には普通のお洗濯でも落とせます。
洗うときは衣類をぎゅうぎゅうに詰めずゆとりのある状態にし、たっぷりの水流で洗ってあげることでほとんどの糞や死骸は落ちてくれるでしょう。
生きているダニは洗濯だけでは死滅させられません
ただし生きているダニに関しては、注意が必要です。
というのも、ダニは生命力が強く、洗濯による水流などでは死滅させるのがむずかしいのです。
洗濯機内での水流で多くのダニは振り落とされて流されるとは思います。
ですが衣類に絡まって残ったダニは、そのまま生き延びてしまう可能性もあるのです。
ちなみに、洗濯用洗剤や漂白剤を使用した場合でも、同様にダニは死滅させられないとのこと。
そんな強力なダニを死滅させるには、高温にさらすのが効果的です。
ダニが死滅するといわれている温度は、50〜60℃ほど。
自宅に乾燥機があり、乾燥機の使用がOKの衣類であれば、少しの時間でも乾燥機にかけたほうが安心です。
乾燥機がないご家庭の場合には、アイロンがけをするのも良いですね。
自宅でのダニ対策には限界がある!こんな時はクリーニングがおすすめ
衣類についたダニのフンや死骸は、通常の洗濯によってほとんど落とすことが可能です。
しかし生きているダニは死滅せず、そのまま衣類に付着したままになってしまうこともあります。
正直目に見えない状態のダニは、自宅での洗濯でしっかり落とせたのかどうか確認ができません。
また大量にダニが発生した状態の衣類を洗濯機で洗濯することにより、洗濯層の中にダニをうつしてしまう可能性もあります。
家族にアレルギーを持っている人や、アトピー性皮膚炎などに悩まされている人がいる場合には、しっかりとした対策が必要となってくるでしょう。
ニットやトレーナーなどの冬物の厚手の衣類などは、繊維の奥にダニが入り込み、自宅での洗濯ではなかなか落とせないこともあります。
このような衣類はできれば衣類はクリーニングに出して、一度しっかりと洗ってもらったほうが安心です。
たっぷりの水流やドライ溶剤での洗浄、送風感想や熱処理などでしっかりとダニを死滅させられます。
クリーニングの後はきれいな状態に整えたタンスやクローゼットに戻せば、ダニの繁殖を抑えることにもつながるでしょう。
たくさんの衣類をクリーニングに出す場合には、宅配クリーニングがおすすめです。
自宅まで衣類を取りに来てもらえて便利ですし、まとめて依頼することで安くなる店舗もたくさんあります。
もちろんクリーニング後は、自宅まで届けてもらえますので、わざわざ大変な思いをして取りに行く必要もないのです。
お洗濯方法やお手入れ方法は、地域のクリーニング店と同じですので、ダニ対策としても申し分ありません。
ダニ対策としてクリーニングを利用するなら、ぜひ宅配クリーニングを利用してみてくださいね。
カジタク
ダニ/アレルゲン/防ダニ加工といった、衣服に嬉しい加工があるカジタク。
直接肌に触れるものなので、こうした加工があると安心です。
また、帯電防止・花粉ガード・くすみ/変色/カビ防止・簡易染み抜きなどといった加工を、アイテムに合わせて行ってくれる、無料のサービスがあります。
衣服だけでなく、布団・ぬいぐるみなど、お子様のいる家庭にも嬉しいプランが充実していますよ。
こんな方におすすめ!
- ダニや虫から大切な衣類を守りたい
- 直接肌に触れるものはクリーニングで加工しておきたい
- 無料でサービスを受けたい
せんたく便
次回のクリーニングまで効果が続く、防虫・防カビ加工オプションがあるせんたく便。
色落ちや臭いもないので安心です。
パックプランになっているので、クリーニング代を節約することも可能。
最速パック・保管パック・布団パック・コスプレパックの4種類があります。
送料・手数料・染み抜き・再仕上げが無料なのも嬉しいですね。
こんな方におすすめ!
- 防虫予防をしたい
- 送料・クリーニング以外の諸経費を極力節約したい
- まとめてクリーニングに出したい
クリラボ
抗菌除菌仕上げを無料で行ってくれます。
抗菌・除菌効果のある高級洗剤でクリーニング後、60℃以上の高温スチームでウイルスを死滅させる加工なので安心ですね。
オプションで、染み抜き(無料)・汗抜き・撥水加工・プレミアムコース・ハンガーボックスも自由に選択出来ます。
2回目以降は集荷バッグを再利用すると、2000円引きになるリピート割引があるのも嬉しいポイント。
こんな方におすすめ!
- 衣類もウイルス対策を万全にしたい
- クリーニング代を少しでも抑えたい
- リピート特典があると嬉しい
クリーニングや防虫剤を活用してダニから衣服を守りましょう
洗濯をこまめにするだけでは、残念ながらダニの予防は出来ません。
収納場所や季節、様々な要因によってダニは発生してしまいます。
防虫剤を利用することである程度の効果は期待できますが、やはりクリーニングの特殊加工で、衣服自体に対策を講じておくと安心です。
大切な衣服だからこそ、長く愛用するためにも、セルフケアとクリーニングを使い分けて、上手に活用していきましょう。
大事な衣類を守る!防虫剤をおすすめする理由と使い始めのタイミング
ニット素材の衣類などを保管していると、穴がいているのを発見してショックを受けてしまうこと、ありますよね。
ひっかけたわけでもないのに穴が開いてしまっているのであれば、それはもしかすると「虫食い」かもしれません。
このようなトラブルを避けるためにおすすめなのが、防虫剤です。
今回は、この防虫剤の役割や効果、種類などについて解説していきいます。
防虫剤を使用するメリットについて見ていきましょう
日本の家屋のなかには、衣類を餌として食べてしまう害虫の存在があります。
このような衣類害虫は、収納スペースの徹底掃除やクリーニングなどによって、ある程度防ぐことは可能です。
しかしすべての衣類害虫を寄せ付けないようにするのは、なかなかむずかしいもの。
そこで活躍してくれるのが『防虫剤』です。
防虫剤は、衣類を保管する場所や収納するスペースに、一緒に置いておくだけで十分効果を発揮してくれるもの。
虫にとってはキツイものですが、人に対しては害や影響がないため安心してつかえます。
手軽に使えるだけでなく、取り替えるタイミングを知らせてくれるものも多いため、とても便利。
タンスやクローゼットを消臭してくれる効果もあるなど、たくさんのメリットがあるのです。
防虫剤にはどんな種類があるの?
防虫剤にもさまざまな種類やタイプのものがあります。
最初に知っておくべきなのは、防虫剤の中に使用されている薬剤の種類です。
防虫剤には
- ピレスロイド系
- パラジクロルベンゼン
- ナフタリン
- しょうのう(樟脳)
などといった防虫成分が使用されています。
ピレスロイド系
ピレスロイド系は、非常に安全性が高い防虫剤とされるものです。
現在広く販売されている防虫剤の多くが、このピレスロイド系。
即効性があるほか、虫を追い出して寄せ付けない効果もあります。
ニオイがないため普段使用する衣類を、虫から守るのに適しています。
プロフルトリン製剤やエムペントリン製剤、フェノトリンなども、このピレスロイドの仲間となります。
パラジクロルベンゼン
ピレスロイド系の次に使用されている率が高めの薬剤が、パラジクロルベンゼンです。
かなり高い防虫効果が期待でき、ウールなどを夏の期間保管するときなどにも適しています。
ただし独特な刺激臭があるため、ニオイが苦手という人も少なくありません。
ナフタリン
ナフタリンはゆっくりと、長期間にわたって効果が続くタイプの防虫剤。
ほとんどの素材の衣類に対応しており、フォーマル衣類などの長期保存に使用されることが多いです。
また衣類のほかにも、人形の保管などに使用されることも多いです。
しょうのう(樟脳)
クスノキという樹木を原料とした、昔ながらの防虫剤。
他の防虫剤と同様に、独特なにおいがするのが特徴。
天然由来の防虫剤のため、化学物質の防虫剤に抵抗があるという人にも広く愛されています。
今はあまり多く使用されてはいませんが、毛や絹の防虫に使われています。
防虫剤メーカーによって使用している薬剤が異なります
どのタイプの薬剤を使用した防虫剤化は、メーカーによって異なるケースが多いです。
また同じメーカーから販売されている防虫剤であっても、一方はピレスロイド系、もう一方はパラジクロルベンゼンの防虫剤ということもあります。
効果だけでなくにおいの有無など、好みもあると思いますので、薬剤の種類もチェックしながら選ぶようにすると良いですね。
置き場所によって最適なタイプのものを選ぼう
防虫剤は、使用する場所や目的に応じて選ぶのがベターです。
さまざまなタイプのものがあるので、どのような場所にどのような防虫剤が最適なのか、簡単に解説しましょう。
引き出し・衣装ケース用防虫剤
引き出しタイプのタンスや、衣装ケース、収納ケースなどに横置きで使用するタイプの防虫剤です。
日ごろ開け閉めするような場所はもちろん、衣替えした衣服を害虫から守るためにも使用できます。
有効期間は半年程度のものから、1年ほどのものなどさまざまです。
洋服ダンス用
最近は少なくなりましたが、衣類をつるして保管するタンス(洋服タンス)で使用するタイプの防虫剤です。
コンパクトなタイプなら、クローゼットでも使用が可能。
およそ500L程度の洋服タンスに、1個の防虫剤を使用するイメージです。
衣類と一緒にポールにかけられるよう、吊り下げられるような形状になっているのが特徴。
普段は扉を閉めて、ある程度密封されるような環境で使用します。
クローゼット用
クローゼットやウォークインクローゼットなどで使用するタイプの防虫剤。
洋服タンス用のものと使い方や効果などは同じですが、より広い空間で使用できるものとして分類されています。
使用するクローゼットの広さや、有効期限などに応じて選ぶと良いでしょう。
カバータイプ
大切な衣類に、かぶせて使用するタイプの防虫カバーです。
1着ずつカバーをかけるタイプのものと、数着の衣類をまとめてカバーできるタイプのものとがあります。
衣替え衣類を同じクローゼット内で、分けて保管するような場合に最適。
害虫の被害を防ぐほか、カビやホコリの付着からも衣類を守ってくれます。
和服用
引き出し・衣装ケース用の防虫剤と基本的なつくりや用途は同じです。
デリケートな着物の素材や装飾に配慮した薬剤の配合や、礼服など長期間保存するような衣類を守るのに適した薬剤の配合などになっているのが特徴。
使用する衣類や用途に応じて選ぶと良いでしょう。
防虫剤の効果的な使用方法について
防虫剤はとりあえず、タンスやクローゼットの中に入れればよいと思っている人もいるかもしれません。
それでももちろん効果はありますが、その特徴を理解して使用することでよりしっかりと効果を発揮させることができるのです。
まず防虫剤は空気より重たいため、上から下へと広がる性質があります。
ですので、引き出しや衣装ケースなどに入れる際は、衣類の上に置くのが正解。
クローゼットの場合も、ポールに吊り下げて使うと効果的です。
また収納スペースを衣類でぎゅうぎゅう詰めにしていると、衣類へ防虫成分が十分に行き届かず、効果を発揮できません。
引き出し収納や箱の中に入れて使うときは、衣服の量を適度にし、クローゼットの場合には等間隔にかけると良いですね。
ちなみに、一般的な防虫剤は揮発性のもののため、密閉性の高いところで使用することで効果を発揮します。
クローゼットや引き出しは開けっ放しにしたりせず、できるだけ閉め切った状態にすることも大切です。
広いウォークインクローゼット内で使用する場合には、その広さに合ったタイプの防虫剤や、カバータイプのものを活用すると良いでしょう。
洋服のウイルス対策してますか?セルフケアとクリーニングを賢く使い分け
外出先で着用していた衣類やアウター。
帰宅時にはウイルスなどの付着が気になるという人も多いのではないでしょうか。
とたして普通のお洗濯などで、ウイルスはきれいに取り除けるものなのでしょうか。
本記事では、そんな衣類のウイルス対策についてお話しします。
自宅で出来る衣類のウイルス対策
ウイルスは顔や手、髪の毛以外にも、外出先で来ていた衣類やアウター、靴などにも付着するといわれています。
感染症対策としてもウイルスはできる限り自宅の奥へ持ち込まずにおきたいもの。
ウイルスは目に見えないので正しく落とせたかわからず、不安になってしまいますよね。
そこでお家でできる、衣類のウイルス処理や対策の仕方について説明しましょう。
まずは衣料用除菌消臭剤でウイルスを寄せ付けない
アウターやスニーカーなどは、ウイルスがついても都度洗うわけにはいきませんよね。
ですのでこうした衣類は、事前にウイルスが付着しにくいような状態にしておくと良いでしょう。
おすすめなのが、除菌もできてウイルスの付着も防いでくれるタイプの、衣類用除菌消臭剤や除菌スプレーの使用です。
外出前に衣類に吹きかけておけば、外出先でウイルスが衣類に付着するのを防いでくれます。
また帰宅直後に衣類にスプレーすることで、布上のウイルスを99%除去してくれるのです。(商品による)
吹きかけるときは、衣類にシミを付けないよう数十センチ離れた距離から、全体的にスプレーするのが良いでしょう。
効果は1日程度ですので、玄関先などに置いておき外出前と帰宅後に毎回使用するよう習慣づけるとより安心ですね。
衣料用除菌消臭剤の例
- リセッシュ除菌EX
- NANOX 除菌・消臭スプレー
- パストリーゼ77
- ファブリーズ 除菌消臭スプレー 布用
衣料用除菌消臭剤は、さまざまなメーカーから販売されています。
ウイルス対策の効果としては、商品による差はあまりありません。
香りや使い勝手など、好みに合うものを見つけて利用してみると良いですね。
洗える衣類は洗濯するのが一番
水洗いが可能な衣類であれば、洗濯機でお洗濯するのが最適です。
洗濯をするさいには、ウイルスが飛び散らないよう、できるだけ衣類を振らずに洗濯機の中へ入れるようにしましょう。
お洗濯の方法自体は特殊なものではありませんので、基本的にはいつものお洗濯の仕方で構いません。
ですがよりしっかりとウイルスを除去したいという場合には
- 洗濯は水よりも「お湯」で洗う
- 洗濯洗剤をウイルス除去効果のあるものにする
- ウイルス除去効果のある酸素系漂白剤を加えて洗う
と効果的です。
ただし衣類の素材によっては、酸素系漂白剤が使用できない衣類もあります。
酸素系漂白剤の裏面と、衣類の洗濯表示を確認し、変色や変質がおこらない素材のものに使うようにしてくださいね。
お洗濯方法としては普段とほとんど同じです。
洗濯用洗剤と一緒に投入が可能な酸素系漂白剤であれば、一緒に入れて洗濯気を回せばOkです。
もしくはあらかじめぬるま湯などに酸素系漂白剤を溶かしておき、衣類を一定時間浸しておいてから通常通りお洗濯をしましょう。
なお、新型コロナウイルスは紫外線と熱に敏感で、以下のような環境にさらすことで感染力を失うとする学者もいます。
- 56℃で30分間加熱する
- 65℃に5〜10分間さらす
※リール大学総合病院のウイルス学者アンヌ・ゴファールによるフランスの新聞「リベラシオン」掲載の記事より
自宅に乾燥機がある場合でかつ衣類が乾燥機対応の素材であれば、乾燥機にかけておくとより安心でしょう。
ウイルスは花粉のように空気中を舞ったりはしていないので、外に干していてもウイルスが付着する心配はいりません。
乾燥機を使用しない場合は、通常通り屋外または屋内に衣類を干して乾燥させるので問題ないでしょう。
クリーニングの抗ウイルス加工を知りたい!
クリーニング店に衣類を依頼すると、抗ウイルス加工を施してもらうことができます。
これは抗ウイルスまたは抗菌防臭効果が配合された加工剤を使用して、クリーニングを行う洗濯方法です。
衣類についたウイルスを減少させ、さらに着用時にウイルスが付きにくくしてくれる加工です。
多くのクリーニング店では、水洗い対象品だけでなく、ドライ洗い対象品にもこの抗ウイルス加工をしてもらえます。
自宅の場合、ドライ洗い対象品だと酸素系漂白剤が使えないことも多いです。
自宅でのお洗濯が不向きな衣類などはクリニーング店に洗濯を任せて、抗ウイルス加工を施してもらうと安心ですね。
ちなみにクリーニング店で抗ウイルス加工を依頼する場合には、クリーニング代+オプション代という形で別途料金が加算されるケースが一般的です。
宅配クリーニングのオプション加工を利用しよう
ウイルスの付着が心配な衣類をクリーニング店まで運ぶのは、感染のリスクを抑える意味でも避けたいと考える人もいるかもしれません。
そういう時には、自宅にいながらにしてクリーニングの依頼や回収ができる、宅配クリーニングの利用がおすすめです。
衣類はあらかじめ用意されたランドリーケースや箱に入れた状態にしておき、後は集荷に来た人に手渡すだけ。
クリーニング店のように対面で受付するような手間やリスクも抑えられるので、便利で安心でしょう。
ただしすべての宅配クリーニング店で、抗ウイルス加工のオプションを行っているとは限りません。
不安な場合には、事前に抗ウイルス加工や抗菌防臭加工などが利用できるか確認の上、利用すると安心ですね。
衣類のウイルス対策も万全に
手指の消毒は、皆さん意識されていると思いますが、以外と見落としがちな衣服の対策。
どうしても外気に触れてしまうので、微量ではありますが、何かしらのウイルスや菌はついてしまいます。
日々の努力を無駄にしないためにも、衣類のウイルス対策も意識して、気持ち良く過ごしたいですね!
※ここでお話ししているウイルス対策は、あくまでも予防としてのものです。100%ウイルスを除去したり予防することはできませんので、予めご了承ください。